この手の本は今までにも何冊か読んできたが、読んだから書けるというものではない。書き始めてから読んでこそ、実りのあるものかもしれない。それでも、これまでの場合とは違って、アイディアは浮かんできた。他の小説入門に比べて島田のが特に優れているというわけではない。目新しいことは何もないし、具体的なプロットの作り方を指導してくれるわけでもない。この数年の間に、長らく離れていた小説に回帰したというだけのことである。
特に「小説におけるトポロジー」には考えるところがあった。これは好悪は別として、大江健三郎を読んだことの効用だろう。場を先ずは深層まで掘り下げ構築しなくてはならない。
もう何冊か類書にあたってみたい。本当に書くのかどうか、まだ何とも言えないけど。
- 作者:島田 雅彦
- 発売日: 2009/03/01
- メディア: 単行本
高橋源一郎:http://58808.diarynote.jp/200705202203000000/
三田誠広(一):http://58808.diarynote.jp/200705211754580000/
三田誠広(二):http://58808.diarynote.jp/200705262056370000/
三田誠広(三):http://58808.diarynote.jp/200705271806280000/
奈良裕明(一):http://58808.diarynote.jp/200705132109470000/
奈良裕明(二):http://d.hatena.ne.jp/k_sampo/20080305/p1
奈良裕明(三):http://d.hatena.ne.jp/k_sampo/20080305/p2