本の覚書

本と語学のはなし

キンドルが来た


 当初一月五日頃に届く予定だったキンドルが来たのは、昨日のこと。仕事に出掛けなくてはならなかったので、今日になって封を開き、初期設定をする。
 Wi-Fiのパスワードが難関であるについては、レビューに散々呪いの言葉が書かれている。私もルーターのパスワードなんか知らないから、どう調べたらいいのか、あらかじめネットで調べておいた。参考にした記事を二つ挙げておく。


(1) 初期設定の簡単な流れ
http://www.gizmodo.jp/2012/11/kindle_paperwhite_syokisettei.html
(2) Buffaloのパスワードの調べ方
http://0948779.blog18.fc2.com/blog-entry-359.html


 キンドルのファイヤーが出た時、家電量販店でペーパーホワイトやファイヤーやiPad-miniを触ってきた。その時の感想はペーパーホワイトにかなり不利なものであったから、幻滅しない準備はできていた。ところが、実際に手元に届いて、じっくり操作してみると、まどろっこしいところは大いにあるけど、量販店で危惧したほど目に負担はかからないようで、一安心。


 さっそく買ってみたのは、フローベールカフカの原典の全集。合わせて五百円だ。あと無料のフローベール書簡集をあるだけ全部。財布を気にせず、膨大な古典が手に入る。これは大きい。


 それから辞書三冊。あらかじめ英和、仏仏、独独の辞書が入っているけど、それに加えて英英、仏英、独英を仕入れた。残念ながら仏和や独和のキンドル版はまだないようだ。串刺し検索はできない。各言語ごとに使用する辞書を一冊登録し、別の辞書を使いたいときは、登録し直さなくてはならない。これは少し不便。


 アクセサリー類は本体についてこない電源アダプターを買ったのみ。今のところ家で使うだけなので、カバーもインナーケースも不要である。保護フィルムはもう少し様子を見てから決める。書見台だけはぜひ欲しいが、むかし翻訳用にと買ったデータホルダーで間に合いそうだ。A4用なのでキンドルには大きすぎるが、安定しているし、外国語のテキストを読むには重宝するだろう。


 パソコンとインターネットは私の世界を大いに広げてくれた。携帯電話は私に何ももたらさなかった。さて、キンドルはどうだろう。インターネットの衝撃に近いものがありそうな予感はするのだが。

Kindle Paperwhite 3G (第5世代)

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  • 発売日: 2012/11/19
  • メディア: エレクトロニクス