いよいよ内乱の薔薇戦争が始まり、白薔薇を紋章とするヨーク公が、赤薔薇を紋章とするランカスター家の現王ヘンリー六世を追い詰める。
薔薇戦争というと中世の大昔という感じがするけど、シェイクスピアにとってはせいぜい百年前のことであり、戦争の末に新しく興ったチューダー朝はそのままエリザベス一世へとつながる王朝である。我々にとっての幕末維新よりも近く感じられていたかもしれない。
二度目であるけど*1、読後に前回の記事を見て、第三部の巻末に詳しい系図が載っていることにようやく気が付いた。
- 作者:ウィリアム・シェイクスピア
- 発売日: 1983/10/01
- メディア: 新書