本の覚書

本と語学のはなし

書くために


【辞書】
(1) 『福武国語辞典』(Benesse
 書くために編集された辞典。類義表現、和語から漢語への言い換えが調べられるほか、詞藻という語彙を豊かにするためのコラムも収録。語彙を増やし語感を養うには、一にも二にも昔の作家の本を読むことだろうけど、一本調子になりがちと感じたらこういうツールを利用するのも手。

福武国語辞典

福武国語辞典

  • メディア: 単行本


(2) 小内一『究極版 逆引き頭引き日本語辞典』(講談社+α文庫)
 コロケーション辞典。動詞を引けばその後に来る名詞、名詞を引けばそれを目的とする動詞が羅列される。「羅列する」を調べてみたが、またま目に入った「裸身」の方を例に取ると、「躍らせる。競い合う。さらす。沈める。抱き寄せる。横たえる」とある。想像が膨らむ。


(3) 大野晋浜西正人『類語国語辞典』(角川書店
 役所時代、研修でこれを薦められて買った先輩が、使いにくい辞書だと言って怒っていた。普通の国語辞典だと思っていたらしい。たしかに引くのは面倒くさいが、引けばときに思わぬ発見がある。

類語国語辞典

類語国語辞典


(4) 『広辞苑』(岩波書店
 重いので語義を知るためではなく(語義は大抵電子辞書に入っている国語辞典で調べる)、用例を求めて最後に引く。

広辞苑 第五版 普通版

広辞苑 第五版 普通版

  • 発売日: 1998/11/11
  • メディア: ハードカバー


【メモ】
 きれいなノートや手帳にきれいにメモができるタイプではないので、反故紙の裏にでも書きつけ、用が済めばごみ箱に捨てればよい。この日記に何か書くときも、最近はずっとそういうスタイルで通している。
 塾や学校でアルバイトをしていた時には、紙に溺れそうなほどであった。紙長者の蓄えは数年尽きることはないだろう。


【題材】
 これが問題で、実は何にもない。私という人間がほとんど空っぽのせいだろう。過日、たまたまブログの検索ワードを見ていたら、「拳銃女」というのがあった。私の日記のどこにヒットしたのか知らないが、拳銃女でここにたどり着くのなら、何か書けないわけもないだろう。だが、拳銃女って一体なんだ? これで書けないかしらん?