本の覚書

本と語学のはなし

玉上訳購入


 とりあえず三巻まで購入。前半が原文、後半が現代語訳。学者の訳でもあるし、原文を読む助けとしては、まず安心できる(意図的かどうか、ちょっとした訳抜けの個所は既に発見したけど)。
 非常にありがたいことに、各巻ごとの人物相関図が載っている。錯綜した人間関係も、簡単に理解できる。人物はその巻における位で書かれているため、例えば源氏も「花宴」では宰相中将、次の「葵」では大将となっている。
 それから各巻の内容を年表にした、いわゆる年立も便利。新潮版では最終巻に載せているので参照しにくいが、角川文庫版では全巻で「桐壺」から「夢浮橋」までの内容が見渡せるようになっている。


 ちなみに、先日与謝野晶子訳を検討してみた箇所*1、玉上琢弥はどう訳しているかというと…

次の頭の中将は、源氏を見た目で自分を見る人々の注視は普通でないと感じているようだが…

広々と晴れやかな庭に出てゆくのがきまり悪くて、詩を作るのは容易だけど、苦しそうである。


 ブックオフに送った本は、予想以上の値段で引き取ってもらえるようだ。新潮日本古典集成の代金を払ってもおつりがくる。
 次に売るとしたら辞書、事典の類。哲学系の洋書。明らかに読まない人文系の本。買い取りできないものも、希望すればそのままリサイクルに回してくれるので、中には単に部屋の整理のためだけに詰める本もあったりして。

源氏物語―付現代語訳 (第1巻) (角川ソフィア文庫) 源氏物語―付現代語訳 (第2巻) (角川ソフィア文庫) 源氏物語―付現代語訳 (第3巻) (角川ソフィア文庫)

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