本の覚書

本と語学のはなし

診療報酬


 事務員の机上にあったのを見て、買ってみた。私はかつて病院事務員をしていたことがあるけど、仕事はほとんど雑用。レセプトに関しては単純な入力を担当していただけだった。恥ずかしながら、二年間で診療報酬について覚えたことはほとんどない。
 職場ではまるで教育というものを受けなかった。当時はまだインターネットで気軽に知識を手に入れられる時代ではなかった。この仕事を続けて行こうという一大決心など持っていなかったから、本を買ったり(何を買っていいかもわからなかったが)、通信講座を受講する気も起らなかった。


 欲を言えば、労災、交通事故や喧嘩などの第三者行為、泥酔などの著しい不行跡など、健康保険が使えない例の一覧があるとよかった。本の趣旨とは違うかもしれないが、労災や交通事故の場合の一般的な手続きの仕方も、参考に載せてくれるとありがたい。


 現在の私の仕事は受付の代行に過ぎないから、医療と制度の知識は素人に毛が生えた程度で構わない。散財はここまで。あとはインターネットで調べればよい。