本の覚書

本と語学のはなし

『ハツカネズミと人間』


スタインベック『ハツカネズミと人間』(大浦暁生訳、新潮文庫
 中学以来の再読だが、読んでみるとかなりの部分に覚えがある。しかも都合よく結末はすっかり忘れていた。白痴の無垢は反則という気もするが、私は結構許してしまう。近頃は底辺の労働者が描かれれば、これまた結構なことだと反射的に喜んでしまう。いつかまた読み直したくなる日が来るだろう。


 今後しばらくは原典講読に力を入れる。