本の覚書

本と語学のはなし

一般教養


 3学期が始まって1週間たった。授業自体にはさほど苦労しない。しかし、準備が案外大変で、英作文の採点も家に持ち帰らざるを得なくて、人手が足りないないものだから試験監督の打診まで受けたりして、その上学校の方の依頼業務もあって、今のところ休みの日といえども全く余裕がない。こんなはずではなかったのだが。
 まあ、やらなくてもいいことまでやっている所為もある。中学3年生の国語の個別授業のために、英語の描出話法のノートを作ったり(高校でも習わない!)、センター試験の英語の最後の長文問題を教える準備をしたり(それ以外の問題ではいっさい間違わなかったそうだ)。次回は古文を扱うので、品詞分解のノートも作ってあげることになるだろう。すでに動詞や助動詞の活用を自分で勉強しているそうだ。


 そんな中、もし求人が出たら応募しようと思っていた某専門学校が、臨時職員の募集を始めた。しかし、いざ出てみると迷いが生じる。そもそも私は教育の世界に向いていないはずで、対象が十代前半から後半に変わったところでうまく行くわけがない。就職のチャンスなんてもうあまりないわけだから、応募しない手はないはずなのだけど。
 募集科目が5つあるのに対して、募集人員は3名。兼務は想定されていないので、すべての科目に必ず新規の講師を付けようと思っているわけではないようだ。同じ科目に応募する人だけではなく、他の科目の人もみなライバルになる。