本の覚書

本と語学のはなし

大学卒業以降の本の覚書(1)


 実家に戻って2年間、病院の事務員をした。本を読む気がまったく起こらなかった。だから辞めた。たまたま市職員の募集に条件が合うことを知り、準備を進める。ようやく読書に回帰する。


ドストエフスキーカラマーゾフの兄弟
 食事と睡眠の時以外はずっと夢中で読み続けた。長編の面白さを知る。この後、ドストエフスキーの主要作品を新たに読んだり読み直したりした。今のところ、『カラマーゾフ』を私のナンバーワンにするべきじゃないかと思う。


スタンダール赤と黒
 フランス恐るべしとようやく気付いた作品。ジュリアン・ソレルにはもっと早い時期に学ぶべきだったのだろう。一時期原文でも読んでいた。私のナンバーツー。

赤と黒〈上〉 (岩波文庫)

赤と黒〈上〉 (岩波文庫)

赤と黒〈下〉 (岩波文庫 赤 526-4 9

赤と黒〈下〉 (岩波文庫 赤 526-4 9


ラクロ『危険な関係
 フランス恐るべしと駄目押しをされた作品。

危険な関係〈上〉 (岩波文庫)

危険な関係〈上〉 (岩波文庫)

  • 作者:ラクロ
  • 発売日: 1965/11/16
  • メディア: 文庫
危険な関係〈下〉 (岩波文庫 赤 523-2)

危険な関係〈下〉 (岩波文庫 赤 523-2)

  • 作者:ラクロ
  • 発売日: 1965/12/16
  • メディア: 文庫