本の覚書

本と語学のはなし

高校時代の本の覚書(2)


吉田兼好徒然草
 好ましからざる面も含めて、私の感性を決定づけた本。多くの文章を、ため息をつきながら日記に書写していた。高校時代のナンバーワン。隠遁することを若い頃から理想としてしまったために、そのようにしては生きていけないにも拘らず、人生を半分降りてしまった。
新訂 徒然草 (岩波文庫) 新編日本古典文学全集 (44) 方丈記 徒然草 正方眼蔵随聞記 歎異抄 1


■『ゲーテ格言集』
 全ての言葉が真実であると感じられた驚異の本。何度も読み返した。
ゲーテ格言集 (新潮文庫)


■ルソー『孤独な散歩者の夢想』
 美術の時間に描いた抽象画に「孤独な散歩者の夢想」という題を与えた。被害妄想がすばらしい。一度原文で読みかけて挫折しているが、いずれまた挑戦したい。
孤独な散歩者の夢想 (岩波文庫)


■カント『純粋理性批判
 『道徳形而上学原論』の次に挑戦。私が理解したのは感性論だけかもしれない。しかし、我々の認識の到達できない物自体の世界を清浄無垢のようなものに見做し、主客未分の忘我の内に神秘的合一が可能になると勝手に想像して、真夜中に一人恍惚境にさまよっていた。
純粋理性批判 上 (岩波文庫 青 625-3) 純粋理性批判 中 (岩波文庫 青 625-4) 純粋理性批判 下 (岩波文庫 青 625-5) 道徳形而上学原論 (岩波文庫)

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