本の覚書

本と語学のはなし

「帚木」このところ

「…このさまざまのよきかぎりをとり具し、難ずべきくさはひまぜぬ人は、いづくにかはあらむ。吉祥天女を思ひかけむとすれば、法気づき霊(くす)しからむこそ、また、わびしかりぬべけれ」とて、みな笑ひぬ。(「帚木」11)

「…このさまざまの、良いところだけを取りそろえて、非難すべき点のまるでない女はどこにおりましょうか。吉祥天女ののような完璧な女を妻に望めば、それこそ抹香臭くて、人間離れしているところが興ざめにちがいありません」と言って、みな笑ってしまった。


 この一週間を簡単に振り返ると。
 某地方新聞社のパート事務員の募集を見て、事務所の入っているビルを外から眺めてみた。若い女性記者らしい人が大きなカメラを提げて戻ってくる。先のある商売かどうかは知らないが、面白そう。
 そのついでに、ほんの少し足をのばしてカトリック教会まで行く。扉を開けばすぐに礼拝堂、という造りではない。関係者に声をかけられるのが嫌だったので、中には入らなかった。教会は誰でも気兼ねなく入れる方がよい。ところで、私の住んでいる市にカトリック教会は2つある。子どもの頃、無料の英会話教室に数か月通い、クリスマスに英語劇をしたのは、もう1つの方。学生時代、洗礼を受けた後に再訪すると、英語を教えてくれたイタリア人神父がミサを立てていた。


 塾では、期末考査を控えた高校生のために、質問対応をする。英語半分、漢文半分。古文も本当は分かってないんじゃないかと思うけど、何も訊かれない。しかし、私の古文熱が呼び覚まされて、源氏を再開してみる(ついでにドイツ語も)。
 夏期講習は、高校生のクラス授業だけを受け持つことになるようだ。2学期の担当はまだ決定していないけど、同じように高校のクラス授業が週2回だけということになりそうな気がする。私は決してエンターテーナーではないし、本質を教える訳ではない方法論にも馴染めないので、そのくらいの距離でいいのかもしれない。フルでは働けないけど、某地方新聞社のパートに応募してみようか。


 学校の方は、夏休みにやるある授業の資料を作らなければいけない。最近午前中に寝てしまうことが多いけど、今日は昼もずっと寝ていたから、これから徹夜になる。生活リズムが乱れて、ますます疲れやすくなっている気がする。

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