本の覚書

本と語学のはなし

偵察その2


 またY塾を見てきた。私の古い地図には載っていない新しい道を通ったら、20分程度で着いた。
 1階の事務室には誰もいないようで、入塾の相談は2階へという札が掛けてある。裏手に回り2階を見上げると、女性が1人電話をしている姿が確認された。日曜日はクラス授業はないようだから、やはり基本的に講師は休みらしい。
 考えられる可能性としては、(1) 日曜出勤は交代制で、代休か時間外かサービスで対応している。しかし、代休を取るためには授業を入れていない日がないと難しいだろうから、小規模の塾としては機能するかどうか。時間外は求人票にはないと書いてあるから、時間外で対応しているとすれば虚偽の記載をしていることになる。サービスは論外。(2) 日曜はあの女性が主として担当している。ホームページを見ると彼女は国語担当のようだけど、国語の授業数はたぶん英語と数学に比べて少ないはずで、彼女だけ特別に平日に休日が設定されているのかもしれない。また、設立からそれほど年月が経っていない中で、この塾のユニークな言葉の授業を担当しているところから考えて、立ち上げ当初から塾の方針決定に深くかかわった人物である可能性が高く、塾長のパートナーであるとも考えられる(仮にそうだとすれば、彼女が経理も担当していると思われる)。


 求人票では月曜も休みとなっている。塾の方はどんな様子なのか確認するために、明日もう1度だけ見に行きたい。取り立て屋をやっていた頃のような気分である。