本の覚書

本と語学のはなし

購入


★『ヴェルレーヌ詩集』(堀口大學訳、新潮文庫
★『リルケ詩集』(高安国世訳、岩波文庫
リルケ『ドゥイノの悲歌』(手塚富雄訳、岩波文庫
リルケ『若き詩人への手紙・若き女性への手紙』(高安国世訳、新潮文庫


 『イギリス名詩選』(岩波文庫)を再開した。今日はシェイクスピアソネットである。微妙に異なる同じような言葉が連ねられてリズムを形成する例を書き抜いておく。ルネサンス期の英語とは言え、ほとんど現代英語の知識だけで読めるのはありがたい。

Then can I grieve at grievance foregone,
And heavily from woe to woe tell o’er
The sad account of fore-bemoaned moan,
Which I new pay as if not paid before : ([5], p.38)

さらにまた、かつての悲しみを思い出しては悲しみ、
以前に涙とともに洗い流したはずの苦しみを
一つ一つ数えたててはまた心を痛め、まだその清算が
すんでいないかのように、あらためて清算しようとする始末だ。(p.39)


 翻訳ものの方は『ボードレール全詩集Ⅰ』(阿部良雄訳、ちくま文庫)を始めている。「悪の華」だ。中学の頃に読んだことがあるはずだけど、ボードレールについては何にも覚えていない。早すぎたのだ。


 原文のアンソロジーの方は希羅独のローテーションに組み込む。したがって、なかなか前に進まないだろう。
 翻訳ものを読むためには、道元を中断する。一緒に読むこともできなくはないが、精神世界がかけ離れ過ぎて切り替えが大変だと思うのだ。
 そのかわり、詩集は一気に通読するようなものではないだろうから、いくつか並行して進めながら目先を変えるものいいかもしれないと考えて、リルケヴェルレーヌを買ってきた。本当に併読が可能かどうかは、やってみなくては分からない。
 私は飽きやすい。どこまで続くことやら。しかし、詩人に出会わずには死ねぬような気がしてきた。それに、あわよくば自分でも詩を書いてみたいなどとすら願うようになってきた。

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