本の覚書

本と語学のはなし

中巻へ


 メルヴィルの『白鯨』は中巻へ突入。上巻に少し手間どったが、面白くないわけではない。むしろ理想的な小説という予感すらする。トライアルの結果通知があったり、プリンターを買い替えたり、カポーティを終わらせるのを優先したりしただけのことだ。
 スピノザを中断している埋め合わせに、ラブレーの『第一之書 ガルガンチュワ物語』(渡辺一夫訳、ワイド版岩波文庫)を始めた。読みやすい宮下志朗訳も出ているが、私が買った時はこれ以外の選択肢がなかった。言葉遣いが古めかしいし、やたらに漢字が多いし、ページのおよそ半分が注釈と解説。それもまた楽しむしかない。


 昨日講師募集のメールをくれた学習塾に、応募しない旨伝えた。今はタイミングが悪すぎる。しかし、いずれお世話になることがあるかもしれないので、文章は非常にていねいに書いた。