本の覚書

本と語学のはなし

2008年


 今年最大のニュースは、9年間勤めた役所を辞め、産業翻訳(金融)の勉強を始めたこと。経済危機の大変な時期に辞めてしまったが、後悔はしていない。自信に満ちているのではない。危機感は持っている。しかし、没落したなら没落したなりに生きていけばいいのである(だから今ひとつモチベーションが低いのかもしれない)。


 4月から通信講座に取り組んだ。初級コース3カ月、初級演習コース3カ月を終了し、今はビジネスコース6カ月の約半分に到達したところ。この後には、金融・証券コース6カ月が待っている。合計18カ月の内のちょうど半分でもある。
 その間、図書館に通って生活のリズムをつかみ、ニューズウィークを読んで基本的な英語読解力を身につけ、『月と六ペンス』の原文と行方昭夫訳を突き合わせて翻訳とは何であるかを考える。
 一方で、読書は全くはかどらなかった。英語と日本語は何とかなりそうな感触はある。私に決定的に欠けているのは、経済や金融の知識である。今後は本と新聞を読みながら、重点的にこの穴を埋める必要がある。
 大成功だったとは言えないが、最低限の準備は整えた。これからが本番である。


 漱石の『吾輩は猫である』を読みつつ新年を迎える。

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