本の覚書

本と語学のはなし

寝込む


 一日寝ている。漸く体中の神経に触るような痛みがなくなってきた。夜になって勉強を再開する。
 弱っている時に時間割をいじると、恐ろしくシンプルになる。しかし、これはこれでよさそうなので、しばらく試してみることにした。


 昨日久しぶりに「ディプロマティク」を読んで、しばらく考え込んでしまった文章。

 Quand bien même une pendule arrêtée donne l’heure juste deux fois par jour,
ces « spécialistes » ont étalé leur constance dans l’erreur.


 当初 〈 juste 〉 は副詞、〈 étaler 〉 は「広げる」だとばかり考えていたせいで、何のことか全く分からなかった。知っているつもりの簡単な単語も、思い込みだけで読んでいると失敗する。
 ここでは、前者は 〈 l’heure 〉 を修飾する形容詞、後者は「停止する」という意味だと思う。
 今回の経済危機を機に、思考停止の経済学者や批評家を批判しようとする文章らしいので(まだ少し読んだだけ)、恐らくは「止まった時計も日に二度は正確な時を告げるものだが(例えば1時で止まった時計は、午前1時と午後1時には正しい時間を示していることになる)、これらの「専門家諸氏」は永遠に誤謬の中に停止してしまったのだ」というようなことを言っているのだろう。
 しかし、こういうのを見るたび、ヨーロッパの文章だなぁと思う。

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