本の覚書

本と語学のはなし

詩の思い出


 昨日は詩の思い出を過少申告していた。
 ギリシア・ローマ文学を学ぶなら、詩と付き合わざるを得ない。ホメロスギリシア悲劇も韻文で書かれているのだし、授業で扱われたピンダロスやカトゥルルスに頭を悩ましたこともあったのだ。しかし、古典文学が韻文であるというのはあまりに当たり前のことで、特別に詩に対しているという考えが湧かなかったのだ。
 それから、ある方に付箋の使い方を尋ねたら、見本としてわざわざ谷川俊太郎の詩集を贈ってくれたこともある。


 昨日今日と、机の席は高校生に先を越されて座ることができない。新聞を読むための椅子も混み合っている。仕方なしに、一般の読書のための椅子に腰掛けた。
 これが実は一番上等な椅子であった。腰に負担はかからないし、脚を組めば空いたスペースに電子辞書を置くこともできる。明るいし、心なしか冷房もよく効いているような気がする。周りに人はたくさんいるが、机の席に比べればはるかに静かで、集中できる。「ニューズウィーク」も「ディプロマティク」も、いつもよりずっと捗る。
 ずっとこの椅子を利用しよう。


 時間割はシンプルにと言っていたはずだが、最近またいろいろな参考書に取り組み始めている。10月から通信講座のビジネス編を始めるので、それまでの間に集中して学ぶ。
1.政治経済・歴史は東進ブックスの「一目でわかる」シリーズと図説を以前から眺めているし、今後も続ける。
2.数学は『基礎徹底 高校数学ハンドブック〈数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C〉』(駿台文庫)を亀のような歩みで。今年中には経済数学に移行したいところだが…。
3.金融英語の本は3か月で3、4冊読む予定。
4.作文は『英文構成法』(金子書房)と『1からはじめるフランス語作文』(白水社)を9月まで。その後も別の参考書を使ったり、何か工夫したりして(通信講座とかメールとか日記とか?)、ずっと続けていきたい。
5.構文のおさらいとして、『新・基本英文700選』(駿台文庫)と明日あたり届く予定の『これは似ている! 英仏基本構文100+95』(駿河台出版社)を9月まで。
 学習参考書は、網羅的だけど薄くて最後まで飽きずにやり通せるというのが一番だ。英作文には『和文英訳の修行』(文建書房)を使おうかと思ったけど、嫌になりそうなのでやめた。