本の覚書

本と語学のはなし

『私のFXバイブル』


●田平雅哉,ダイヤモンド・ザイ編集部『私のFXバイブル』(ダイヤモンド社
 FXの場合、ファンダメンタルも大事には違いないが、圧倒的に重要なのはテクニカル分析だそうだ。この本でも大部分はチャートの見方と分析の仕方に費やされている。それだけでいいなら、株よりずっと簡単じゃないかという気がした。もちろん楽に稼げるという意味ではなくて、とっつきやすいという意味で。
 幾つか注意すべきことはある。分散投資損切りなどのリスク管理をしっかりすべきであること。レバレッジを掛けることができるので、実際のボラリティを100倍にまで増幅させることも可能であるが、利益の可能性は同じだけ損失の可能性でもある。どこまで損失を許容できるかもきちんと考えておかなくてはいけない。手数料とスプレッドもほとんど考えずに始める人が多いのではないか。
 ドクター田平は「リスクをコントロールすること」を目標にしなさいと言う。チャート頼りということは、ギャンブルではないかという気もするが、4勝6敗でもリスク・コントロールさえすれば十分トータルで勝てるらしい(極端な人は1勝9敗でもいいと言っているらしい)。アクティブな資産運用をするとしたら、FXがいいかもと思い始めてしまった。
 今日、楽天証券から口座開設書類が送られてきた。ついでに外為どっとコムにも口座を作っておこう。

私のFXバイブル

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