本の覚書

本と語学のはなし

『芥川龍之介全集1』

●『芥川龍之介全集1』(ちくま文庫
 読み始めたのはいつだったろうか。もう1年位前になると思う。同時に『森鴎外全集』や『宮沢賢治全集』にも手をつけたまま、こちらは未だ放り出してある。せっかくまた文学に戻って来たので、フランス、イギリス、アメリカ文学の合い間を縫って、少しずつ進めて行こう。
 第1巻の中で、記憶に鮮明なところで言えば、「偸盗」がよかった。しかし、最後の兄弟愛がなんとも気味が悪い。これはおよそ愛というものを知らない私の個人的な感覚であるから、一般の参考にはならないけれど。
 芥川の小説は読めば確かに面白いのだけど、もう一度読みたくなるかといえばそんなこともない。全集で買わなくても、新潮文庫に収められている程度で十分ではなかったろうか。残り7冊もある。


芥川龍之介全集〈1〉 (ちくま文庫)

芥川龍之介全集〈1〉 (ちくま文庫)

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