本の覚書

本と語学のはなし

『モーパッサン短篇選』

●『モーパッサン短篇選』(高山鉄男編訳,岩波文庫
 短篇のお手本といった感じ。
 純愛ものが目立つが、私は興に入ることはできない。
 戦争ものは好きで、「二人の友」が殊によかった。
 「首飾り」は有名で別の訳でも読んだことがあるけど、二度読むものではない。落ちだけが頼りのコント。漱石は、しかし、倫理的に批判をしているようだ。


 金融経済関係の本と並行して、常に文学にも触れておきたい。フランス、イギリス、アメリカ、日本を中心に。
 次はヘミングウェイの『日はまた昇る』。

モーパッサン短篇選 (岩波文庫)

モーパッサン短篇選 (岩波文庫)