本の覚書

本と語学のはなし

5月


◆参考書からの脱却を図って試行錯誤する。時間割は4月に比べてシンプルになった。その分、選択して残したものに時間をかける。無味乾燥になりがちな要素を排除したので、二度寝することもない(はず)。ゆったり時間を過ごすことが出来るので、長期継続も問題ない(はず)。
◆午前にボキャビル、通信講座、「ル・モンド」(「エブドマデール」から「ディプロマティク」に変更する予定)、聖書と政経・歴史のハンドブックを少量。午後から図書館で「ニューズウィーク」と「ヴェリタス」と「日経新聞」。帰宅して夕食まで文学原典講読。夕食後は読書、インターネット(英仏の聴き取りも含む)、ブログ。
◆はっきりした手応えのないまま過ぎてしまった感も否めないが、英語と翻訳技術は今のペースで継続すれば何とかなりそうだと思う。
◆「ニューズウィーク」も「ル・モンド」もかなり安定して読めるようになってきた。もう少しスピードが欲しいところだが(最終的には少なくとも今の倍くらい)、今のところはまだ焦らずじっくりと構えて読むこと。
◆文学原典講読は捗らなかった。『異邦人』もあと一歩で読了ならず。文芸翻訳を目指しているわけではないとはいえ、文学に親しまない語学なんて薄味である。
◆時々フランス語は文学だけでいいんじゃないかという囁きが聞こえてくるが、耳を貸さないこと。
◆ドイツ語は『変身』から『ツァラトゥストラ』に切り替える。ドイツ語からは手を引いたほうがいいんじゃないかという囁きもしばしば聞こえてくる。これには素直に耳を傾けた方がいいかもしれない。悩ましい問題。
経済・金融の勉強が生命線だ。今月は不十分。もっと学ぶべし。
読書は全くもって低調。もっと読むべし。
◆投資を考えるはずだったが、何も手をつけなかった。来月こそは、少なくとも研究する段階まで行きたい。
◆5月の一冊は、コンスタン『アドルフ』(大塚幸男訳,岩波文庫)。


【5月の読了本】
●杉山敏啓編『金融の基本教科書』(日本能率協会マネジメントセンター
レイモンド・カーヴァー『Carver’s Dozen レイモンド・カーヴァー傑作選』(村上春樹編訳,中公文庫)
●コンスタン『アドルフ』(大塚幸男訳,岩波文庫
●春山昇華『サブプライム後に何が起きているのか』(宝島社新書)
●植田一三『発信型英語 世界を読み解くキーワード』(ベレ出版)
●井堀利宏『図解雑学 マクロ経済学』(ナツメ社)
伊藤和夫『英文解釈教室 改訂版』(研究社)
仲正昌樹『お金に「正しさ」はあるのか』(ちくま新書)
門倉貴史官製不況 なぜ「日本売り」が進むのか』(光文社新書