本の覚書

本と語学のはなし

『ヘッジファンドの真実』

●若林秀樹『ヘッジファンドの真実』(洋泉社
 どういう人を読者として想定し、何を伝えようとしたのか、何が書きたかったのか。最後までよく分からなかった。
 新書なのだから素人が読んでも理解できるような工夫をして欲しいところだが、現役のアナリストやトレーダーにとっては、やさしく書くことは沽券に関わるものらしい。
 面白かったのは、実務の雰囲気が伝わってくる部分だけだ。
 しかし、文句ばかりも言っていられない。そろそろ金融の理論を基礎から勉強しなくてはいけない。