本の覚書

本と語学のはなし

退職のはなし


 現在の私の所属長は少し離れた別の建物にいる。そこから退職願の様式が送られてきた。「・一身上の都合により・20.3.31付けで」という付箋が付いているばかり。淡々とした事務仕事である。
 同期の人から電話があって、飲み会を企画しているのでぜひその場で話をして欲しいと言われた。どこから流れるのか知らないが、退職の話はもう広まっているようだ。
 先日は組合からも退職者相談会の案内が届いた。
 本当に退職するんだなぁと自分でも驚いている。本当に大丈夫かぁと心配になる。
 しかし、この前保険のおばちゃんが、ずいぶんさっぱりした顔になったと言っていた。退職すると決めているから、さっぱりした顔で驚いたり心配したりすることができるのだろう。あの時おばちゃんは、早目のバレンタインと称してかなり豪勢なチョコを持ってきた。何の気なしに受け取ったが、今思うと退職祝いだったのかもしれない。


 今週はとにかく忙しい。