本の覚書

本と語学のはなし

文房具


 仕事始め。
 昨年最後の「産経抄」からの引用。


 今年*12月に世を去った哲学者の池田晶子さんは、小学校以来、年賀状を書いたことがなかったそうだ。そもそも年賀状で「今年の目標」なんて、宣言するのはおかしい、と池田さんはいう。私たちは、今もしくは今日を生きているのであって、「今年」なんて観念の中にしか存在しない。だから三が日が過ぎて、日常の生活が再開されると、「今年の目標」は見事に忘れられていくのだ、と(『暮らしの哲学』毎日新聞社)。


 英語以外ではまだぶれている。原典講読用のテキストは文学作品に変更するかもしれない。だいたいレヴィナスやカントを読んで、フランス語とドイツ語が上手くなるわけがない。とは思うのだけれど、カミュカフカを始めて3日もすれば、またぞろ落ち着かなくなってくるに違いない。


 仕事帰りに文房具を購入。
 手帳用に、軸の細いシャープペンシル
 4色ボールペンとシャープペンシルの合体したもの。私には軸が太すぎて、書き心地が良くないかもしれない。
 赤鉛筆用に、キャップと携帯用鉛筆削り。赤鉛筆を使うかどうかは分からない。
 「The Nikkei Weekly」「Newsweek」「Reader’s Digest Sélection」を入れるために、6つポケットのついたクリアファイルのようなもの。

*1:2007年。