本の覚書

本と語学のはなし

『限りなく透明に近いブルー』

村上龍限りなく透明に近いブルー』(講談社文庫)
 これもまた芥川賞受賞作、それもとびきり鮮烈なやつだ。
 クスリにセックスに暴力。好き嫌いの激しい学生時代だったら、途中で投げ出した上に、村上龍を憎みさえしたに違いない。もっとも、読まなくても読めないことは知っていたらしい。「Ryu’s Bar」だったか、そんな名前のテレビ番組が昔あったと思うのだが、何かの間違いで画面に村上龍が映っているのを見ると、急いでチャンネルを変えたものである。
 今はもちろん憎まない。しかし、次の作品に食指が動くかというと、未だ拒否反応がある。金原ひとみは大丈夫で、なぜ村上龍はだめなのか、うまく説明はできないのだが。


 ここで現代日本文学はちょっと休憩。読みかけの『アンナ・カレーニナ』に戻ろう。
 三田誠広が東西の横綱に位置付けた大江健三郎中上健次は、また後で。本当はこの2人を読むのが、今回の試みの最大の目標だったのではないか。


限りなく透明に近いブルー (講談社文庫 む 3-1)

限りなく透明に近いブルー (講談社文庫 む 3-1)

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