本の覚書

本と語学のはなし

2013-03-27から1日間の記事一覧

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犬養孝『万葉の人びと』。懐かしい。中学の時、初めて『万葉集』に触れたのが、このやさしい語り口調の本でだった。当時は古典文法を知らなかったけど、それでもおぼろに知る古語とはまた別の響きに、不思議と郷愁を覚えた。 一番好きだったのは 石(いは)…

宝慶記/道元

全集の第十六巻は『宝慶記』と『正法眼蔵随聞記』を収めるが、前者のみ読んだ。後者は途中でやめる。どうも今は道元を読む気分ではない。 宝慶記 『宝慶記』は宋留学時に師の如浄と交わした問答の記録。道元死後、弟子の懐奘によって発見された。まだ先を書…