本の覚書

本と語学のはなし

2013-03-26から1日間の記事一覧

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一ノ瀬恒夫『ドイツ詩学入門』。大学書林の対訳叢書と同じ新書サイズ。ドイツの詩は形式の上から見ると、音の強弱を組み合わせたリズムと、行末の響きを合わせる脚韻によって成立することが多い。それを分析するのが詩学である。 訳してしまえば他愛のない詩…

坂の上の雲(八)/司馬遼太郎

ようやく全巻読了。侵略戦争に対する国民戦争として、日本は勝つべくして勝った。そう言えなくもないかも知れないが、やはり負ける可能性の方が高い戦争だったのではないだろうか。 単行本の第六巻(文庫版は全八巻だが、単行本は全六巻)に付されたあとがき…