本の覚書

本と語学のはなし

2013-02-04から1日間の記事一覧

詩のこころを読む/茨木のり子

書けるものなら、私が作りたいのは、俳句より短歌より、断然自由詩である。でも、この本を読んでいて、さまざま紹介される詩を鑑賞して、なんだかちっとも心の動かないのはどうしようもない。私はこれまで詩人でなかったように、これからも詩人にはなれない…

決定版一億人の俳句入門/長谷川櫂

社会人になったばかりの頃、もう何をする時間もないだろうから、本は二三冊に絞って繰り返し読もう(具体的には『徒然草』や『方丈記』など)、創作などと大それたことはできないから手慰みに俳句でも作ろう、と思ったことがある。当時読んだ俳句入門に、で…