本の覚書

本と語学のはなし

2013-01-24から1日間の記事一覧

購入その三

山本有三『米百俵』。昨日届いて、そのまま職場に持って行き、職場で読了。虎三郎をずいぶん熱心に研究しているのには感心するが、今から見るとあまりに能天気な有三の思想に啞然とする。米百俵 (新潮文庫)作者:山本 有三メディア: 文庫 石黒拡規『読むだけ…

米百俵/山本有三

前半は戯曲『米百俵』。小林虎三郎は佐久間象山の門下において、吉田松陰(寅次郎)とともに、「二虎」と称えられた学問の人である。河井継之助の親類であるが、その政策に断固反対を貫いたことは、司馬遼太郎の『峠』*1にも有名なエピソードとともに語られ…