本の覚書

本と語学のはなし

2012-09-28から1日間の記事一覧

『間違いの喜劇』

●ウィリアム・シェイクスピア『間違いの喜劇』(小田島雄志訳、白水Uブックス) シェイクスピアの戯曲は、学生の頃も社会人になってからも、東京と地元を結ぶ新幹線の中で読んでいたことことがある。肩ひじ張らずに楽しめて(特に初期の喜劇)、分量もちょう…

『竜馬がゆく(四)』

●司馬遼太郎『竜馬がゆく(四)』(文春文庫) 文久三年が話の中心になる。尊王攘夷運動の急先鋒であった長州藩が、薩摩、会津両藩のために京都から追放される(八月十八日の政変)。長州藩の企てと連動していた土佐藩士らの天誅組も、五条代官所を襲撃した…