本の覚書

本と語学のはなし

2010-02-10から1日間の記事一覧

『道元禅師』

●鏡島元隆『道元禅師』(春秋社) 著者は宗門の学者なので、やや護教的な響きもないではないし、バランスを重視している感もなくはないが、主な論点を整理するためには非常にいい本だ。 特に重要なのは、歴史的には道元の俗系と鎌倉行化の問題、書誌学的には…