本の覚書

本と語学のはなし

2008-04-07から1日間の記事一覧

『おぞましい二人』

●エドワード・ゴーリー『おぞましい二人』(柴田元幸訳,河出書房新社) 図書館では美術書に分類されている。おぞましい絵本。現実の犯罪に取材したものだという。 本を開くと、右のページに絵、左のページ上部に原文、下部に柴田訳が載っている。 最初の殺…

『英語うまいと言われる和訳の技術』

●宮崎伸治『英語うまいと言われる和訳の技術』(KAWADE夢新書) 厚めの本を読む時間はないけど、翻訳技術に興味があって、ちょっとのぞいて見たいという人向け。あっという間に読み終わる。 実際にはあまり役に立ちそうにない。技術がどうこうと言うのではな…

『Holes』

●Louis Sacher『Holes』(Yearling) 児童文学なので比較的読みやすいし、内容も面白い。最初のペーパーバック向き。 罪を犯した子どもたちが更正のために延々穴を掘り続けるのだが、そこには隠された意図があった。子どもらの先祖たちの物語も交錯しつつ、…

休日

*『真実』 *『ホールズ』『月と六ペンス』『異邦人』『変身』 *『和訳の技術』『おぞましい二人』『字幕屋』「梅花」 *「ヴェリタス」 月曜日は図書館が休みなので、それに合わせて私も休む。ちょうど「日経ヴェリタス」が配達される日でもある。文学原…