本の覚書

本と語学のはなし

2007-07-22から1日間の記事一覧

「うたかたの記」

鴎外「うたかたの記」を読む。 「うたかた」と言って誰もが思い出すのは、『方丈記』の冒頭であろう。 ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世中(よのなか)…