本の覚書

本と語学のはなし

2007-06-30から1日間の記事一覧

★ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』(高橋健二訳,新潮文庫) ★加藤晴久『憂い顔の『星の王子さま』 続出誤訳のケーススタディと翻訳者のメチエ』(書肆心水) 小学校中学年の頃は、外国の推理小説を少年少女向けに訳したシリーズを読むのが好きだった。それを卒…

『星の王子さま』

●サンテグジュペリ『星の王子さま』(池澤夏樹訳,集英社文庫) 初めて読んでみた。 翻訳ラッシュになるような理由がよく分からない。『星の王子さま』でフランス語の勉強をしようという本もたくさんあるので、フランス語学生の最初の原書として選ばれること…

6月

父が倒れ、入院したことに尽きる6月であるが、いつものように振り返っておく。 【読書】 ◆先月に引き続き、現代日本文学特集。とはいえ、既に、池澤夏樹、村上春樹、大江健三郎、須賀敦子あたりに絞ろうかと考え始めている。 ◆今月の一冊は、須賀敦子『コル…