本の覚書

本と語学のはなし

時代と流れのつかめる用語問題集 世界史B/相田知史・小林勇祐

 最近何事も一向にはかどらないので、やることを減らすことにした。
 今でも使っている参考書は、『時代と流れのつかめる用語問題集 世界史B』と『時代と流れのつかめる用語問題集 日本史B』と『英検1級 英単語大特訓』の三冊。入試や英検を受けるわけではないので、これらは一日一冊一課のみ目を通せばよい。
 英米文学とフランス文学の原典講読は独立した枠を廃止して、和書の読書枠に併合する。
 ラテン語とドイツ語は、残念ながら、聖書原典講読のときに翻訳を参照するだけにしておく。


 やること。タイム、ディプロ、CNN ENGLISH EXPRESS、映画、参考書、邦訳聖書、読書、旧約聖書新約聖書
 リスニング枠は統合するべきだろうし、ヘブライ語にこだわることはないかもしれないし、邦訳聖書を読み続けるべきかどうかも迷いはするが、とりあえずこれで。

新版

時代と流れで覚える! 世界史B用語 (シグマベスト)

時代と流れで覚える! 世界史B用語 (シグマベスト)

ロザリオ【購入】

ロザリオの祈り

ロザリオの祈り

 突然信心深くなったわけではないが、カトリックであること(あるいは、カトリックであったこと)を大切にしたいと思い、買ってみた。
 ロザリオの祈りだけが載っている小さくて薄い冊子。
 「光の神秘」を加え、かつての文語「天使祝詞」や口語「聖母マリアへの祈り」から新たな口語の「アヴェ・マリアの祈り」に変更された、増補改訂第二版である。
 黙想への招きの文言は『カトリックの祈り』と同一であるようだ。
 「使徒信条」は本来のヴァージョンが用いられている。カトリックでは「使徒信条」と言いつつ、実際には簡略化された「洗礼式の信仰宣言」を用いることが多いように思う。私が空で言えるのも後者だけである。ミサで用いられていたのが、もっぱらそれであったから。以前購入したロザリオの CD も「洗礼式の信仰宣言」を「使徒信条」に替えている。しかし、「使徒信条」はきちんと「使徒信条」を唱えるべきではないだろうか。

聖人たちの生涯 現代的聖者175名/池田敏雄

 学生時代、カトリックに入信したころに買ったもの。一度も読んだことはなかった。
 当時は、カトリックが長い歴史の中で抱え込んだ、時に横道に逸れるように見える煩雑さを、ちょっと面倒臭がっていた。その最たるものが聖人崇敬であった。
 大人になったせいだろうか、そういうことがあまり気にならなくなった。


 今日の学問的な批判には耐えられない記述もあるし、多分に美化されているだろうと思われるところもあるが、カトリックの理想とする信仰のあり方――現代的な価値観とは必ずしも一致しない――が、全編を通じて伝わってきて、なかなか面白かった。

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