本の覚書

本と語学のはなし

ニューズウィーク日本版 May 16, 2017

 定期購読はとりあえず見送ることにした。
 これまで熱心な新聞の読者でなかったのを反省して、隅まで目を通す。そうしてタイムを熟読すれば、今まで不足と思っていたことも、大して不足と感じられなくなるのではないか。
 まあ、要は出費を渋っただけの話である。
 職場で何を読んだらいいのだろう。今まで通りタイムでもよい。丁寧に辞書を引くことができなかったら家でもう一度読めばいいし、家で精読したところを職場で速読してみるのもいい。
 植田一三のスピーキング対策本(ライティング対策としても使えるらしい)やディベート対策本(これもライティング対策として使えるらしい)を暗記するほど読み込むのもいいかもしれない。英検を受験するか否かに関わらず、習得しておきたい技術である。


 ニューズウィークの特集は、コリア・リスク。
 北朝鮮との紛争とか、韓国新大統領の反日政策とかではなく(編集時点では、まだ結果は出ていなかったが)、韓国経済が一番のリスクであるかもしれないようだ。

またまた Newsweek【購入】

 これまで職場にはタイムを持って行ったのだけど、丁寧に辞書を引くことにしたので、職場で読むのはちょっと難しい。
 職場で流し読みしたものを家で精読する、もしくは家で精読したものを職場で速読する、という方法もある。が、ニューズウィークは職場で読むのに丁度よさそうだし、そこで収集した国際情報はタイムの理解に役立つに違いない。
 問題はお金。

TIME May 1 / May 8, 2017

Time Asia [US] May 1 - 8 2017 (単号)

Time Asia [US] May 1 - 8 2017 (単号)

  • 発売日: 2017/04/22
  • メディア: 雑誌
 通勤時には昔ながらのポータブル CD プレイヤーで語学の CD を聴いていたのだけど、最近使い始めた二つの単語集の音源がともに MP3 形式であったので、初めて MP3 プレイヤーの安いのを購入してみた。


 『英検1級 集中ゼミ』(旺文社)に少し目を通す。テスト内容がどんなものか、自分の力がどの地点にあるのか、様子を探るため。
 語彙は今でもそこそこ出来るが、更なる定着が必要。
 長文は毎週タイムを読んでいれば問題なく解けるレベル。英語というより、現代文の試験のような感覚である。
 ライティングはかなり準備しなくてはならない。しかし、対策をすれば得点しやすい分野であるらしい。
 ヒアリングは意外と聞き取りやすそうだ。ただし、分量がかなりある上に、一度しか放送されない。
 結論。ボキャブラリーとライティングに時間を割くべき。リーディングとヒアリングは、タイムと CNN に親しんでおけば、あとは問題の傾向に慣れるだけで大丈夫。それと、全体にスピードが必須。これが一番大変かもしれない。
 と書いてみたものの、英検受験の予定はない。目的のない悠長な学習によってようやく英語が私の体に浸み込んだら(何年先になるか分からないが)、その時に考えてみるかもしれない。


 タイムはダブルイシュー。「100人のもっとも影響力ある人々」という特集で、本当にその100人の紹介だけに徹している。他の記事は一切ない。
 ネイマールについて書いているのはベッカム。紹介される側も紹介する側も、なかなか豪華な顔ぶれだ。記事を書いているほとんどの人は専門の記者でないから、いつものタイムより読みやすい。
 日本人は一人のみ。小池百合子東京都知事。リーダーではなく、パイオニアのカテゴリーに入っている。紹介しているのはパリ市長(こちらも女性)。27ページを参照のこと。
 引用は、モーリタニアにまだ存在するという奴隷制のショッキングな話題。

Biram Dah Abeid was just 8 when he became aware of slavery in his home country of Mauritania. He saw a defenseless youth being beaten by a man―a common experience, his parents explained, for the thousands of Mauritanians still treated as chattels by their “masters”. Biram himself was of slave descent; his own grandmother was born into slavery. (p.86)

 

関連記事