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本の覚書

本と語学のはなし

TIME February 27 / March 6, 2017

Time Asia [US] February 27 - 6 2017 (単号)

Time Asia [US] February 27 - 6 2017 (単号)

 今月はちょっと生活のリズムが乱れそうなシフトである。夜勤が主体なので、普段から乱れてはいるが。


 ダブル・イシュー。長寿 (longevity) の特集で、食事とか運動とかより重視されていたのが睡眠であった。
 もちろん睡眠が大切であるのは誰でも経験的に知っているが、寝る時間がもったいないと多くの人が感じている。だが、睡眠は単に頭と体を休めるためだけにあるのではない。

 So clearly sleep has some real biological benefit. Could it just be that the brain and body need downtime to recuperate after the activity of the day? That was the most popular explanation for decades, until an inquisitive neuroscientist at the University of Rochester decided to look for the answer inside the brain itself. When she did, Dr. Maiken Nedergaard uncovered what many scientists now agree is sleep’s primary evolutionary function: to clean out the brain, quite literally, of accumulating debris.
 In 2014, Nedergaard first revealed that while the body appears to rest during sleep, a whole lot is happening inside the brain. Neurons pulse with electorical signals that wash over the brain in a rhythmic flow. The brain runs checks on itself to ensure that the balance of hormones, enzymes and proteins isn’t too far off-kilter. All the while, brain cells contract, opening up the spaces between them so that fluid can wash out the toxic detritus that can cause all kinds of problems if it builds up.

 睡眠は分子レベルの積極的な行為であり、長寿だけでなく、健康のために欠いてはならないものである。徹夜も睡眠不足も、決して勧められるものではない。

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2017年2月【振り返り】

Time Asia [US] February 13 2017 (単号)

Time Asia [US] February 13 2017 (単号)

▼タイムの定期購読を早くも更新した。あと二年くらい自動的に送られてくる。
▼そこまでカバー・トゥー・カバーを続ける根気があれば(半年以上続けているので、大丈夫かとは思うが)、だいぶ英語が上達するはずである。
▼休日に一気読みしようと思ったが、集中力が続きそうにない。


▼ドイツ語でミヒャエル・エンデの『モモ』、ラテン語アウグスティヌスの『告白』を再開した。続ける余裕があるかどうか微妙なところ。
▼聖書原典講読の際にドイツ語訳とラテン語訳を参照するという手もあるが、大変でも暫くは『モモ』と『告白』にこだわってみる。楽しい方がよい。


▼聖書は新共同訳へ。出エジプト記、マタイによる福音書を終え、現在は詩編


▼今更転職などできない可能性の方が高いが、ハローワークの情報は毎日チェックしている。
▼今でも公務員試験の専門学校(正確に言うと、専門学校の公務員コース)の先生の募集は出ているが、塾講師のアルバイト時代を思い返してみると、到底教師向きではない。たぶん応募しない。


▼チェスはコンピュータ相手に戦いを続けている。
▼レベル4になるともうなかなか勝てない(レベル10まである)。ここから先はしっかり勉強しなくてはいけないが、そこまでするべきかどうか。


 

雑誌

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可憐な【フランス語】

Rouge Et Le Noir Stendhal (Folio (Gallimard))

Rouge Et Le Noir Stendhal (Folio (Gallimard))

赤と黒〈下〉 (岩波文庫 赤 526-4 9

赤と黒〈下〉 (岩波文庫 赤 526-4 9

 Mademoiselle de la Mole paru derièrre sa vitre ; il montra sa lettre à demi ; elle baissa la tête. Aussitôt Julien remonta chez lui en courant, et rencontra par hasard, dans le grand escalier, la belle Mathilde, qui saisit sa lettre avec une aisance parfaite et des yeux riants.
 Que de passion il y avait dans les yeux de cette pauvre madame de Rênal, se dit Julien, quand, même après six mois de relations intimes, elle osait recevoir une lettre de moi ! De sa vie, je crois, elle ne m’a regardé avec des yeux riants. (p.331-2)

 ラ・モール嬢が窓ガラスの後へ姿を見せた。彼は手紙をちょっと出して見せた。彼女はうなずいた。彼はすぐに自分の部屋へ駆け上がったが、大階段のところでばったり美しいマチルドに出会った。彼女は眼に笑をたたえて、全く平気な顔をして彼の手紙をつかんだ。
 (何と燃えつきそうな眼差しをしたことであろう、あの可憐なレナール夫人は)とジュリアンは思った。(もう打ちとけた仲になって半年も経ってからでさえ、いざおれの手紙を受取ろうというだんになると、眼に笑をたたえておれをみたりしたことなど、実際一度だってありはしない) (p.170)

 おまけのフランス語。
 ラ・モール嬢とマチルドは同一人物である。現在の恋の駆け引きの相手。レナール夫人はかつての不倫の相手。「可憐な」と訳されているのは pauvre という形容詞で、英語の poor に相当する。「打ちとけた仲」についてる形容詞の intimes は婉曲的に sexuelles を指しているだろう。
 女性の好みとしては旧時代に属する価値観であるのは確かだが、しかし、これは「可憐」と聞いて我々がイメージするようなものに対する保護者的な愛の物語ではない。Passion の物語である。

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